
【コラム】農場長のつぶやき
ハイフラワーの農場長の日々のつぶやきです。うれしい事や驚いたこと・・・。花に向けて、社員に向けて、パートさんたちに向けて、そして自分に向けて、農場での出来事をつぶやいています。もちろんこのコラムを読んでくださる皆様にも。
2008年10月15日以降の「つぶやき」は「農場長のつぶやき」ブログで!
7月29日(晴/雨)
【台風接近中】
台風10号は八丈島の南海上を西へ進んでいるそうです。東日本の太平洋沿岸は大シケとなっているらしいです。明日の朝にかけては雨量が多くなる上に、最高気温は東海から九州にかけては35度前後の猛暑となる予報。
まとまった雨は久しぶりな気がします。しかしダーッと降った後にまた夏の日差しが照りつけるので、蒸し暑くてかないません。合羽の中が蒸れ蒸れ。
【トラックの車窓から】
東京の市場にKazが4tトラックでお花の配達です。
市場からの帰途で連絡が入りました。
「首都高、渋滞で動きません。止まってしまったのでトーキョーの夕焼けをお届けします。」

おぉ、都会っぽく高層ビルなんか写ってます。この川は荒川ですね。夕涼みが・・・
あ、続報が入りました。
「あの、トラックのエアコンが・・・壊れたみたいです・・・・(´・ω・`)」
吹き出し口から熱風が出てくるそうです。渋滞+熱風でぐったりして帰ってきました。
お疲れ様でした。トラック、修理に出しましょう。
7月20日(晴)
【いとをかし】
「暑いですねぇ」が挨拶になっていますね。今年の関東地方は昨年とうってかわって暑いこと・・・。去年が寒かっただけで、夏らしさを取り戻したのでしょうけれど。
トップページの画像を見て清少納言「枕草子」を思い出した訳ですが、
夏は、夜。月のころはさらなり、闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くも、をかし。雨など降るも、をかし。
「月のころはさらなり」
月が出ていると言うことは、晴れているので放射冷却でちょっと涼しい?
「雨など降るも、をかし。」
雨が降ると涼しくていいですね。
暑いとそんなことばっかり考えてしまいます。
7月19日(晴)
【発戸夏祭】
土曜日に農場がある羽生市発戸(ほっと)地区のお祭りがありました。私たちは厳密にはここの住民ではないのですが、ご好意で毎年参加させて頂いています。
お手製のちょうちんがぶら下がったりする、昔からの小さなお祭りですが、集まっている発戸の皆さんの熱気は、三社祭や祇園祭に負けないものがあります。
地域の皆さん総出でご馳走をふるまってくれました。やっぱり夏はコレですね。
ハイフラワーの若い衆も神輿を担がせてもらいました。大騒ぎです。
今年はさらに花火や古代米の餅つきもあって、いつもにも増して大盛況でした。
そして毎年神輿を担いで腰や肩が痛いと言っているスタッフ数名・・・。
これはもう夏の風物詩ですね。
【土用干し】
今年の梅雨は雨があまり降らず、毎日毎日暑くて参りますが、今のお米にとってこの天気は良いのでしょうか、悪いのでしょうか。田んぼでは土用干しの季節となりました。
7月15日(晴)
【ザリガニ釣り】
ハイフラワー農場は元々が水田だったので、農場の周りには用水路がたくさんあります。その用水路をゴミが詰まったりしていないか、チェックしようと覗き込んだら、大きなザリガニが。いや、立派なはさみでした。ついつい雑草で釣ってみようとしたのですが、失敗。水面近くまでは上がってくるのですが、釣り上げるまでにはいたりませんでした。次こそは・・・。
また、用水路にメダカがたくさんいたことに驚きました。
さぁ、仕事に戻りましょう。子供に戻ってしまった夏のある日の出来事でした。

7月5日(晴)
【きゅうり】
我が家のキュウリです。何年か前にも試みてみたのですが、土の中に根こぶ線虫(*)がたくさんいて、根が伸びずにだめになってしまったことがあります。そこで今回はマリーゴールドの苗のあまりものを土にすき込んでから植えました。品種は「さつきみどり」。その初めてのキューリがこれです。
収穫の後、下の娘が不揃いに切ってきて、味を付けて家族4人でバリボリ。あっという間の収穫祭でした。
そのキュウリの根元付近にユリの芽出し球根を植えておいたのですが、これが綺麗に咲いております。土の湿度を保つため、ブロック塀の陰に植えたことが今回よかったみたいです。写真は以前にお話した”コンカドール”です。関東東海花の博覧会でみた”コンカドール”とは少々色が違うような感じですが、やはりいい色です。隣で咲いている赤いユリは・・・名前がわかりません。芽出し球根たちのおかげで、我が家の庭は結構美しくなってくれます。

(*)ネコブセンチュウ類はキュウリのほか、メロンなど多くの作物の根に寄生し被害を与えます。主なネコブセンチュウ類としてはサツマイモネコブセンチュウ、キタネコブセンチュウ、アレナリアネコブセンチュウウが知られています。寄生されると根にこぶが出来て栄養障害を起こします。マリーゴールドの根の分泌物には線虫を寄せ付けない成分が含まれ(忌避効果)、薬剤を使わない防除法として知られています。
7月3日(晴)
【夏日と虫と】
それにしても暑い毎日です。今日は湿度が少し低いようで、かなりさわやかな暑さでしたけれど、さすがに暑いというだけで疲れてきました。
農業改良普及センターの話によれば、今年はこの暑さのために虫が大活躍とのことです。実際ハイフラワーもアザミウマ(*1)やオンシツコナジラミ(*2)が元気よく活動し、害虫防除に黄色い粘着板を投入しています。今のところは押さえ込んでいますが、やつらもしつこくて手こずりそうです。
この粘着板、色で虫を誘引して捕まえるトラップなのですが、かなりの効果を出しています。他にも青いものもあり、虫によって好みの色が違うそうです。今度は青いトラップを試してみたいですね。

▲黄色は アブラムシ、コナジラミ、コナガの仲間を誘引します。青はアザミウマが好きな色です。
(*1)ミナミキイロアザミウマThrips palmi
体長が1~5mm程度の小さな昆虫で、花の中や葉の付け根など見にくい場所に生息します。見つけにくい上に70年代の後半に侵入したミナミキイロアザミウマは薬剤に強いことから防除が困難になっています。
(*2)オンシツコナジラミTrialeurodes vaporatiorum
成虫の体長は約1.2mmで白色の翅を持ち、植物から一斉に飛び立つと白い粉が舞っているように見えます。直接的な被害は葉裏に寄生して吸汁することで緑素が抜け白いかすり状になります。
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