農事組合法人　ハイフラワー

【コラム】農場長のつぶやき

ハイフラワーの農場長の日々のつぶやきです。うれしい事や驚いたこと・・・。花に向けて、社員に向けて、パートさんたちに向けて、そして自分に向けて、農場での出来事をつぶやいています。もちろんこのコラムを読んでくださる皆様にも。

2008年10月15日以降の「つぶやき」は「農場長のつぶやき」ブログで！

12月26日（雨）

【初出荷】
あれよあれよと言ってる間にクリスマスも終わり、今朝のニュースは「門松が・・・」とか「縁起物の・・・」とかに変わってしまって、クリスチャンの一人としては少々淋しげな朝のスタートの今日でした。
そんな冷たい雨の中、一人だけ喜んでいるスタッフ1名。それは長崎からやってきて早3ヶ月、Mioが初めて任された（1月出荷予定だったのですが）パンジーの初出荷だったのです。よくしまった株に濃い紫色の花をつけたネオンバイオレットという色のパンジーが今日、花卉市場からの注文で納品されました。
私は初めて出荷した花はコスモス。出荷したときの事はあまり覚えていないのですが、1番初めに咲いた一輪のコスモスの花は今でも忘れられません。期待していたよりは少し小さかったのですけれど、濃いピンクのその花は本当にきれいな一輪でした。きっとMioにとってのネオンバイオレットがそれなのではないのかなと思いながら今日は私がそれをトラックへ積んで市場に届けました。若くて元気な生産者がまた一人誕生しました。

12月20日（晴）

【寄せ植えハボタン】
毎年の事ですが、今はハボタンの寄せ植えをせっせと作っています。8号の大鉢に色々なハボタンを惜しげもなく使っての寄せ植えはパンジーを植えたものよりも、この季節にはとてもきれいに映ります。丸葉、ちりめん（葉がくしゃくしゃしてるもの）、切花用に、切れ葉、おまけにぐにゃぐにゃっと茎が曲がった踊りハボタンも入れちゃって、すごくゴージャスな寄せ植えです。市場の値段もこれが一番良いですね。

それにしても何度も言ってしまいますが、今年は暖かいですね。外のパンジーもまだまだ元気元気。花もあまり痛まずに出荷をせっせとやっています。それでもあまり売れ行きは思わしくありません。季節の変わり目がずれ込んでしまったこんな年は、売れるはずのものが売れないようで、その中にパンジーやビオラも入っているのですね。皆さん、お正月前にパンジーやビオラやハボタンでお庭を飾ってくださいよ。・・・イルミネーションに負けてるよな～。

12月11日（晴）

【静電噴口】
今日は久しぶりに消毒（殺虫、殺菌、予防）をしました。「消毒はちゃんと定期的にやりなさい！」・・・なーんて言っているくせに、やらなきゃいけない日からすでに10日も経ってしまったのでした。そして今日は久しぶりに静電噴口を使っての消毒でした。これはとても優れものなのですよ。植物というものは、プラスの電気を帯びていて、この噴口は乾電池が入っていて、細かい霧状の薬たちにマイナスの電気を帯びさせて噴出させるものなのです。従って植物のプラスと薬のマイナスは引き合って、本来かかりにくい葉の裏にまで薬がペタっとくっついてくれるわけです。おまけに霧は非常に細かくて、薬の量も通常の1/3くらいで済むのです。そんな静電噴口は”みのる君”と呼ばれています。・・・ただの商品名なんですけれど。快調に消毒を終えてみるとズボンがしっとりと。みのる君とホースとの結合部分が緩んでいて、少しシャーっと出ていたらしいですね。みのる君のせいではないのですが、ちょっとみのる君を怒ってしまったバカな農場長でした。

12月11日（晴）

【ミニプランター】
あっという間に12月も10日過ぎてしまいました。忙しさもかなり落ち着いたのだからもう少し「つぶやき」も更新できて良いはずなのですが、どうしたものかしらと自分でも思ってしまいます。

・・・と言うわけでもう年末なのですね。農場では今年はやっとミニプランターの植え込みを始めることができました。いつものようにパンジー、ビオラ、アリッサムときれいに植え込みがされています。パンジーだけであったり、色々な種類を混ぜてみたり、植える人の感性に任せて色々なタイプが出来上がります。今年はカレンジュラ（耐寒性のキンセンカです）もこれに加わって、とっても「売れっぽい（園芸業界ではこんな風に言います）」ミニプランターになっています。これを植えてから10日ほど農場に置いて根づかせてから出荷をします。どこかの家の玄関などに置いてもらえる事でしょう。今日も頑張って少し植えて帰ろうかと思いますが、暗くなってきたのでもう帰りましょう。