農事組合法人　ハイフラワー

【コラム】農場長のつぶやき

ハイフラワーの農場長の日々のつぶやきです。うれしい事や驚いたこと・・・。花に向けて、社員に向けて、パートさんたちに向けて、そして自分に向けて、農場での出来事をつぶやいています。もちろんこのコラムを読んでくださる皆様にも。

2008年10月15日以降の「つぶやき」は「農場長のつぶやき」ブログで！

|農場長のつぶやき(過去分)|

11月29日（曇）

【卵・タマゴ・玉子】
数日前にいつもより2週間から3週間も遅い大霜が降りまして、いよいよ冬のまっ最中という感じです。

花壇のポリゴニュームはすっかり哀れな状態になってしまいました。
でもこいつらは種がたくさんこぼれているので、春にはまたわんさか出てきますよ。

さて、この2羽の鶏　タマシャモですが、すっかり大きくなりました。
軍鶏と言うだけあって雄の「清十郎」は気が荒く、にわとり小屋を掃除をしているヤスエといつもバトルをしています。

そんな2羽ですが、1週間ほど前から卵を産むようになりました。これは確か６個目でしょうか。実はあの夫婦は本来自分たちで卵を暖めなければならないにもかかわらず、もう３個も食べちゃったものですから、昨日からこの水色のマットを斜めにして卵がにわとり小屋の外に転がって出るように改良したのです。

これでいよいよ今度はフラン機の準備です。

まったく仕事そっちのけでこんなことばかりをしています。

農場のみんな　・・・　ごめんなさい。

11月21日（晴）

【結構残業続き】
なんだかいよいよ寒くなってしまって、平年並みの気温になりました。
あんなに暖かかったのに、やはり寒いなあ・・・

ここのところ結構残業続きです。
ビオラや葉牡丹の掃除に結構時間がかかっているためです。
掃除というのは花ガラをとったり、葉牡丹の枯っ葉の掃除をすることなんですが、これが結構時間がかかります。おまけに出荷や春に出荷する花の植え込みで大忙し。ですから、明るいうちに農場から拾い出してきておいて、夜になったら電気をつけてお花の掃除をしなければならないのです。この電気の下での作業がいけません。このところめっきりお目々の性能が落ちてきまして、どうも疲れます。・・・年かなあ・・・って思うのですよ。

そんな中、少しづつですが、玉竜の株分けが始まっています。玉竜って知らない人が多いのではないかと思いますが、説明がうまく出来ませんのでネットで調べてくださいな。
・・・その玉竜をせっせと植えて、来年の秋以降の出荷となります。
気の長い話ではあるのですが、新たなチャレンジです。・・・儲かるかなあ・・・。

11月12日（晴）

【仙台研修】
今日はちょっと木枯らしの気配を感じる北風が吹きました。
いよいよ冬がやってきそうな冷たい西風でした。

一昨日・昨日と仙台に行っていました。
アメリカに一緒に言った仲間との同窓会を兼ねた研修会。
私の出身大学が北海道にあったので、アメリカに研修に出る前の国内研修は青森で行われました。今回の集まりは、その青森講習所で研修をした仲間が12人集まっての研修会です。帰国してから22年経つのですが、頭が白くなったり、薄くなったりしている以外は皆ちっとも変わらなくて、楽しい再開のひと時でした。

しかし、農業を取り巻く環境は関東で花を作っている私たちには想像が出来ないほど変わっていて、特に米の値段が年々低下しているのが東北の農家にとってかなり大きな悩みとなっているとのことです。今年の価格では機械の買い替えは不可能ということで、今すぐにでも何か手を打たないと、米が作れない状況になるのは必至とのこと。それもかなり近い将来のこととなりそうです。

かといって、自分で作った米を１００％消費者に直接販売して行くということは販売ルートの開拓や輸送の問題、販売代金の集金などを考えると難しい問題が多すぎて身動きが取れない。転作、減反、法人化による共同経営・・・米の価格が数年前の半額になってしまった今となっては一体どうしたらいいのだろうか・・・。

それからするとハイフラワーの状況はかなり恵まれていますね。消費地に近く、市場、ホームセンター、園芸店などの情報は直接見聞きすることが出来、それにすぐに対応して商品にいかすことが出来る状況は、結構きついこともありますが、行動がすぐに起こせるというだけで幸せだということがよ～くわかりました。ハイフラワーにおけるこの幸せな状況に甘えないで、もう一分張りしなければと思った今回の仙台研修でした。

・・・しかし、牛タンは食べられなかった・・・。