つぶやき

【コラム】農場長のつぶやき

ハイフラワーの農場長の日々のつぶやきです。うれしい事や驚いたこと・・・。花に向けて、社員に向けて、パートさんたちに向けて、そして自分に向けて、農場での出来事をつぶやいています。もちろんこのコラムを読んでくださる皆様にも。

3月29日(晴/曇)

【肥料の話-Part2】
肥料の話"つづき"ですが。「多量必須元素」の窒素(N)のお話です。窒素はたんぱく質、核酸、クロロフィルなど生体の重要な構成要素、つまり体を作るために必要な元素です。過不足すると作物の生育に大きく影響し、農業上は、収量が減少するので深刻な問題です。また、酵素反応など生体反応に関する働きをするところも重要なのです。窒素肥料は油かすやふん尿類等の有機質で施用されていましたが、扱いやすさなどから近年は無機化成肥料がほとんどを占めます。通常、植物は窒素をアンモニウムイオン、硝酸イオンの形で吸収するので、窒素肥料はアンモニア性か硝酸性、または土壌中で化学変化や生物分解によってアンモニア態に変化しやすく作られています。

主な窒素肥料としては、
硫安(硫酸アンモニウム)
硫安の肥効は即効性で元肥にも追肥にも適し、どの植物でもおおむね十分な効果が見られます。施用上の注意は即効性であるため、与えすぎると過剰障害もすぐに現れること。反面、肥料切れも早いのが特徴です。

硝酸アンモニウム(硝安)
アンモニア性窒素、硝酸性窒素を同量含むのが特徴。即効性だが硝酸性窒素の流亡が大きいので元肥にはあまり適していませんが、逆に根の十分張った時期の施用は利用率が高く、効果的といわれています。

尿素
即効性窒素肥料で水に良く溶けます。そして施用直後は土壌中からよく流亡してしまいます(大雨が降ったりするとどんどん・・・)。しかし、その後(*)は土壌中にあるウレアーゼ(尿素分解酵素)によって炭酸アンモニウム(炭安)に変化します。そして炭安になると今度は土壌吸着力が強くなり、流亡しにくくなります。

(*)夏季で3~4日、冬季で10~20日位。

IB
尿素とイソブチルアルデヒドとの化合物で、商品は白色の粒状です。水に溶けにくい性質ですが、土壌中で主に加水分解して効果をあらわします。他の窒素肥料に比べて緩効性です。しかしこれを粉末にすると加水分解は速く進み、肥効も早く現れます。

・・・などが挙げられます。無機化成肥料がメジャーになったとは言え、堆肥や油かすなどの有機質肥料はゆっくりと長く効く緩効性、資源リサイクルの観点からも重要な位置にあるといえるでしょう。また、窒素分のみならずさまざまな栄養素を植物に与えてくれます。その植物と生育具合に合った肥料と与え方がポイントですね。

次は"りん"ですね。・・・なんだかずいぶん長いな、この話は。

3月21日(晴)

【春のお花は】
皆さんにご協力頂いたアンケートの集計結果が発表になりました。
春のお花といえば・・・1位チューリップ、2位桜、そして3位が菜の花だったわけですが、1位と2位で過半数を占めてしまいました。諸外国ではどうなんでしょう?気になります。

このアンケートで「昨秋、チューリップの球根を植えたのですが、どこに何色を植えたのか判らなくなりました」

というメールが届きました。あら、私もとどきっとした皆さん、ご安心下さい。けっこう多くの方が”色行方不明状態”になっていますから。

ま、咲いてからのお楽しみということにしましょうよ(笑)

咲いた~咲いた~ さ~く~ら~さ~く~ら~ なのは~な畑に入日薄れ~

3月19日(晴)

【ガーデニングフェア開催!(まもなく)】
ハイズガーデンの春のガーデニングフェアが20日から開催されます。お買得商品を店長が自信を持って皆様におすすめします。この春、ハイズガーデンで”自分だけのスタイル”を見つけませんか?

【肥料の話】
少しづつ暖かく、日が長くなりだして、いよいよ植物の生長がスピードアップします。つまり水も肥料も今までよりずっとたくさん必要になってくるわけです。そこで今日は肥料のお話などを少し。

植物が生長するには16種類の元素が必要とされています。窒素(N)・リン(P)・カリウム(K)・カルシウム(Ca)・鉄(Fe)・硫黄(S)・マグネシウム(Mg)・炭素(C)・水素(H)・酸素(O)。これら10個の元素は多量に必要とされるため、「多量必須元素」と呼ばれています。その他にも、マンガン(Mn)・モリブデン(Mo)・銅(Cu)・亜鉛(Zn)・ホウ素(B)・塩素(Cl)の6つの元素が「微量必須元素」と呼ばれ、字の如く少量ではありますが植物生長に必要なものです。

さて、植物はこれらの必須元素を体内に吸収しなければならないのです。炭素と水素、酸素は空気と水でまかない、カルシウムやマグネシウム、鉄などは調整した園芸用土には十分含まれるので、さほど心配することはありません。問題は窒素とリン酸とカリ(N/P/K)です。多量に必要な上、植物生長に大きな影響を与えるので、市販されている肥料もこれらを中心に考えられています。・・・続く。

3月8日(晴)

【農場から応援】
明日3月9日、「藍のまち羽生さわやかマラソン」が開催されます。2,000人以上の参加者を数え、羽生市内をコースとして、5km、10km、ハーフ競技が行われます。毎年、市外からの参加者も多いそうです。羽生市はほとんど坂がない平地なのですが、この季節はよく強風が吹くのでこれが辛いそうです。当日羽生市内は交通規制もあるので、お越しの際はご注意を。参加者の皆さん頑張ってください!

3月7日(雨)

【赤城↓】
結局雪は降らずに雨でした。
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先日は啓蟄も過ぎて出て来た虫が死にそうなくらいの赤城下ろし。そして今日は赤城下ろしもびっくりするほどの冷たい雨。まったく日本の春はまだ遠い感じですね。
そして例年どおり、天気にお花の値段は左右され、天気予報を見ながら ”イケル!” とか ”ダメダ・・・”とかテレビの前で叫んでいる毎日。

【春は遠いのか近いのか】
農場ではゴールデンウィークに向けての花の植え込みが始まりました。そして今秋のパンジーの種もオーダーしなくてはいけません。カエル達も暖かい育苗温室やサフィニアの温室に現れ始め、すずめが芽を出したばかりのトマトの苗をついばみ(こらー!)、そういえば外に出ていても、かつてオレンジ色だったのに色褪せて黄色くなったヤッケ(ユニフォーム)を着ないこともありました。・・・つまりは春がハイフラワーの農場にもやってきているのでしょう。
春、早く本当の春にならないかなー...。

3月6日(曇)

【雨か?雪か?】
今日の夜は雪の予報・・・。夜中には雨へと変わるようですが。冬から春へと移り変わるこの季節、低気圧が日本の南岸、八丈島と鳥島の間を通過すると雪になるケースが多いそうです。せっかく暖かくなり始めたのに、雨でも雪でも寒そうです。

【虫がゴソゴソ】
啓蟄(けいちつ)は二十四節気のひとつで、おおむね3月6日頃。土の中で冬ごもりしていた虫が春の到来を感じて地上へ這い出してくるという意味です。農場にも虫たちがゴソゴソ出てくるぞと!実際には今日は雪の予報が出るような温度だし、平均気温ももう少し高くないと活動しないのですが、ハウスの中はそろそろ注意が必要ですね。

3月1日(曇)

【春は近いかな】
1月2月があっという間に過ぎ去り、今日から3月です。ここ数日は暖かい日があったり、花粉症の人がちらほら現れたり・・・もうすぐ春ですねー。ところで「春の花といえば」というアンケートを中間集計してみましたが、「サクラ」「チューリップ」が圧倒的でした。アンケート受付終了後、集計結果を発表しますのでお楽しみに!その花を選んだみなさんの理由も興味深いです。春の花にまつわるいろいろなエピソードをお聞かせください。ご参加をお待ちしてます。季節の花を感じることができるのは幸せですねぇ。でも今日はちょっと冷えます。春よ、早く来い。

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