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生産品目:パンジー・ビオラ(Viola wittrockiana)スミレ科スミレ属

生産量・出荷量ともにハイフラワー最大。サンシキスミレの和名を持ち、寒さに強く冬の間も花を咲かせ続けるため、冬花壇には無くてはならない存在。花色が黄色、白、赤、紫、青、橙などバラエティーに富むことも人気の理由となっている。園芸品種は数百種類を越えるが、一般的には巨大輪~中輪のものをパンジー、小輪で多くの花を付けるものをビオラと呼んでいる。これは育種に使われた原種が異なるため。水は土の表面が乾燥したらたっぷりと。厳冬期の寒さにも耐えるが、日照が不足すると葉の色があせて花付きも悪くなる。定植後の生育が芳しくないようなら、週に一回程度液体肥料を灌水代わりに施す。花柄や枯れた下葉をまめにつみ取ると、次々と花を咲かせ病気や虫害も防止でき、長く花を楽しめる。

【コラム---色幅のあるパンジーって?】

いくつかのパンジー・ビオラについては写真の色調と実際の色が異なる場合が多々あり、色幅の変化を楽しむ品種があります。

同じ品種でも 微妙に(品種によっては大きく)色合いが異なり、まるで別の品種の花が咲いたように見えることがあります。これは様々な性質が親から次代に固定されないためです。現在多くのパンジーの種は”F1”と呼ばれています。F1とは一代交配種のことで、固定品種をかけあわせているので、遺伝的には純粋で、種を播けば親と同じ性質を受け継ぎます。また、F1は雑種強勢のため開花が揃い、病害虫にも強く、優秀な性質を持ちます。F1とF1を交配したものが”F2”でエクリプス(サカタのタネ)などがこれにあたります。これらの種は上記のような理由で性質が固定されておらず採取・播種しても、同じ花色が現れるとはかぎらず、親株より性質の劣る事もしばしば。しかし、見た事もないカラーが現れたり、フリンジに強弱がついたり、その変化は予測できないだけに面白みを持っています。

・・・・・なんと言っても同じ花には二度と会えないかもしれないのです。 咲くまで(咲いても)何だか分からない楽しさ、一度味わってみませんか?


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