マリーゴールド(Tagetes patula)
キク科タゲテス属
大別してフレンチ・マリーゴールド、アフリカン・マリーゴールドなどがある。フレンチ・マリーゴールドは、メキシコ原産の1年草。花径が3〜4cm、草丈は25cmくらいで、花壇はもちろん、プランターなどでも栽培しやすい。独特な匂いを放ち、土壌線虫(ネマトーダ)の駆除に効果がある。春から秋まで楽しませてくれる花だが、夏の高温期・長日条件下では開花が少なくなる。花言葉は、一般的には「悲しみ」「嫉妬」「勇者」「生きる」、黄色は「健康」、オレンジ色は「予言」。 ハーブとしての効能は利尿作用、美肌、消炎・鎮痛などがあるとされ、飲食やハーブバス、ローションで利用する。
【種まき】
播種用土は水切れのよい赤玉土の中粒に、バーミキュライトを混合したものが適している。播種後5ミリほど土をかけ、発芽するまでの4、5日間は乾かないように半日影で管理する。
【植付け後の管理】
花壇やプランターに定植する時、あまり密植しないようにする。風通しと排水性のよい土に植えること、水と肥料を切らさないように。花が終わったら、花がらをまめに摘み取ること。2週間に1回ほど、液体肥料を灌水代わりに与えると、長期間花を楽しめる。
【病害虫】
線虫は寄付けないが、ハダニ、アブラムシ、ハモグリバエによる被害を受けやすいので、早めに発見して防除する。特に八重の系統は花弁の中に潜り込まれると発見が遅れる。花がら摘みの時、よく観察すること。
【代表的なシリーズ】
サファリ 花径7cmほどの平弁八重咲き種。
オーロラ 鮮明な黄色地に弁底が明るい赤の八重咲き。
ゲイト 花の形がよく整った大型種。
ボナンザ 極早生品種で花径6cmほど。花の形が非常に美しい。
ミスターマジェスティック 赤い斑の入る品種。
ディスコ 一重先大輪品種。コンパクトな草姿で耐雨性もあり。
【Gallery】
左からオーロラ、ボナンザゴールド、ビー、ゲイトイエロー、ディスコフレーム
左からディスコオレンジ、ゲイトゴールデン、ゲイトオレンジ、サファリタンジェリン、サファリボレロ
左からサファリゴールド、サファリファイヤー、サファリレッド、サファリスカーレット、サファリエロー
ミスターマジェスティック
黄色のフレンチ・マリーゴールドを栽培中のハイフラワー温室。温室内はマリーゴールド特有の香りでいっぱい。ほとんどの花が開花し始め、そろそろ出荷OK。(撮影時期は3月中旬)。
年度によって生産していない品種、花色もあります。生産していることを保証するものではありません。ご了承ください。
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